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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2015/08/22
- 抄訳記事公開日:
- 2015/10/06
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施一公院士の研究チーム、基礎ライフサイエンス分野での重大な研究成果を発表
- 本文:
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2015年8月22日付の「中国科学報」ネット版は、「施一公院士の研究チーム、基礎ライフサイエンス分野での重大な研究成果を発表」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。
清華大学·生命科学学院の施一公院士が率いる研究チームはこのほど、ライフサイエンス分野の基礎理論研究で重大なブレークスルーを実現した。同研究チームの二つの論文が8月21日に世界のトップクラスの定期刊行物「サイエンス」誌(電子版)に発表された。
解説によれば、スプライセオソーム(Spliceosome)はタンパク質とRNAの複合体で、転写されたmRNA前躯体からイントロンを取り除いて成熟RNAにする機能を持って、真核生物の遺伝子発見過程における鍵となる物質の一つである。施一公院士の研究により、高分解能のスプライセオソーム三次元構造が最終的に得られ、その基本的な動作メカニズムが明らかになった。この研究は基礎ライフサイエンス分野における長年広く関心が寄せられた核心となる問題に初歩的な解答を示しただけでなく、スプライセオソームに関係する疾病の発症メカニズムを解明するための構造的基盤と理論を提供する。
[JST北京事務所]