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- 国・地域名:
- フィンランド
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- フィンランド技術研究センター(VTT)
- 元記事公開日:
- 2015/09/14
- 抄訳記事公開日:
- 2015/10/08
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VTTのウェアラブル技術でスポーツ業界を後押し
- 本文:
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フィンランド技術研究センターの2015年9月14日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
===フィンランド技術研究センター(VTT)が、競泳のフィンランド代表チームおよびアーチェリー協会と共同で、スポーツのパフォーマンスを向上させるためのウェアラブル技術を開発した。開発されたウェアラブル・センサーは、競泳選手のハンドパドルやアーチェリー選手の装備品に取り付けることができ、センサーからデータがコーチのスマートフォンやタブレットに無線で送信される。
ハンドパドルに組み込まれたセンサーにより、これを装着した選手の泳法に関する驚くほど正確かつ多様なデータが提供される。例えばストロークの長さと水中での変化、水をかくときのストロークと元のポジションに戻す動きの関係、ストロークの構成、平均的な水かき回数、手の位置、ストロークにより様々な方向に発生する圧力などである。
また、アーチェリーでは、狙いを定めた際の矢の動きの量や方向、様々なフェーズのタイミングや、矢を放った際の動きの量などが測定可能となっている。
この技術は現在、トレーニングで利用できる状況である。VTTはこうしたセンサー技術を商業化し、関連用途の拡大に向けたパートナー探しをている。
[JSTパリ事務所]