[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
英国原子力公社(UKAEA)
元記事公開日:
2015/07/28
抄訳記事公開日:
2015/10/08

英国原子力公社(UKAEA)の欧州核破壊中性子源(ESS)新設における役割

UKAEA secures role in Europe’s new spallation source

本文:

英国原子力公社(UKAEA)の2015年7月28日付標記報道発表の概要は以下のとおり。

UKAEAは、18億ユーロで新設の欧州核破壊中性子源(ESS)に対してホットセル遠隔操作施設を提供する。ESSは現在スウェーデンに建設中である。

ホットセル(HC)はターゲット・ステーションから各成分を操作・処理する下流側での重要な支援施設である。HCはパワーマニピュレータ、クレーンなどの操作機器、遠隔切断・溶接用の加工装置、遮蔽・運搬ケースなどで構成され、すべて中央制御システムを通して遠隔制御される。

設計・開発は、UKAEA内でRACE(UKAEAの遠隔操作・ロボット技術センター)が主導する。2014年、RACEは、新施設を建設し、JET欧州核融合研究プログラムを支援するためカラム(Culham)に20年かけて開発された広範な遠隔操作機能を強化すべく、政府による助成を受けた。

このESS建設プロジェクトに対する貢献を英国において主として担っているのは、科学技術施設会議(STFC)である。

[DW編集局]