[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2015/08/27
抄訳記事公開日:
2015/10/14

中国の高精度衛星測位技術、新たなブレークスルを実現

中国北斗导航技术获突破 精度可达实时厘米级

本文:

2015年8月27日付の「中国科学報」ネット版は、「中国の高精度衛星測位技術、新たなブレークスルを実現」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

このほど、中国のハイテク企業である上海華測導航技術株式有限公司が独自開発した高精度·軍民両用北斗衛星測位システムのコアプレート(Core Plate)が、上海西虹橋に設立された中国北斗産業イノベーション基地で専門家の審査に合格した。

高精度衛星測位システムのコアプレートは、衛星測位システム端末産業のうちで最も高い技術力を持つモジュールで、衛星信号の受信、処理及び高精度のリアルタイム測位を実現できる。

上海華測導航技術株式有限公司の朴東国総経理は、「一般的なカーナビと携帯のGPS測位の誤差は10メートル以上だが、このコアプレートのリアルタイム測位の誤差はセンチメートル級に達し、通常測量、建設プロジェクト、災害予測、スマート都市、精密農業等の国家·国民生活の分野に活用できるだけでなく、軍機、ミサイル等の高精度測位の国防分野にも活用できる」と表明した。

同社が開発した北斗衛星測位システムのコアプレートは、二つの大きな技術的難関を突破した:一、北斗衛星測位システムに国防分野での重要な応用価値を提供する。二、コアプレートにおけるデュアルコアプロセッサ(Dual Core Processor)、Linuxシステムの採用及び開発二次システム·インタフェースの備え付けは大学、科学研究機構、企業·事業機関等に個別化研究開発の基礎的なプラットフォームを提供する。

[JST北京事務所]