[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
共同研究センター(JRC)
元記事公開日:
2015/09/15
抄訳記事公開日:
2015/10/15

MYGEOSS-環境・社会分野のイノベーティブなアプリケーション開発

MYGEOSS - Second Call For Innovative Apps in the environmental and social domains

本文:

欧州委員会共同研究センター(JRC)の2015年9月15日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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MYGEOSSが、市民のニーズに対応する様々な分野において一般に入手できるデータや、ユーザーが作ったデータを利用したイノベーティブなアプリケーション(モバイルまたはウェブベース)の開発を対象に、第二次公募を開始する。利用できるオープン・データには、全球地球観測システム(GEOSS)を通じて地球観測に関する政府間会合(GEO)が提供する「万人のためのオープンリソースを用いたデータ・コレクション(GEOSS Data-CORE、)」や、EUが資金供与したプロジェクトから得られたオープン・データなどが含まれている。

今回の募集は、変化する環境に関する定量的または定性的な情報を利用者に提供する、欧州に関連したアプリケーションの開発に焦点を当てている。例えば、気候や生物多様性、水域、沿岸地域、構築環境、緑地、森林、農地・作物、大気組成の変化を検出する情報である。他の分野のアプリケーションについても、それが地理的なスケールを超える広範な環境または社会的課題に対処している場合には、今後検討される予定。

公募で選ばれることになる15人の優れた応募者は、欧州共同研究センター(JRC)との間で最高13,500ユーロの契約を結び、3カ月以内に最初の公開段階に漕ぎつけるようアプリケーションのさらなる開発を進める。受注者はまた、欧州委員会がJRCと共同で主催するこうしたアプリケーション専門の国際会議にも招待され、各自のアプリケーションを紹介することになっている。

[JSTパリ事務所]