アイルランド科学財団（SFI）の2015年9月21日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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このほど発表されたグローバルイノベーションインデックス（GII）2015年版で、アイルランドが世界で最も革新的な10カ国のひとつに選ばれた。アイルランドは、2014年の11位から順位を3つ上げて今年は8位にランクインし、ルクセンブルクやデンマーク、香港、ドイツを押さえる結果となった。報告書では、アイルランドが順位を上げた背景として、イノベーション効率における順位の大幅な上昇（2014年の47位から12位）と、イノベーションによるアウトプットの増大（2014年の11位から7位）があったと強調されている。

アイルランド科学財団（SFI）の事務局長兼アイルランド政府首席科学顧問のマーク・ファーガソン教授は次のように述べている。「アイルランドが世界で最も革新的な10カ国に再び選ばれたことを喜ばしく思う。特に、通信やコンピュータ・情報サービスの輸出、海外への直接投資などに関連したIT取引の点で世界第一位にランクされたことは快挙である。」

GII 2015年版は、「開発・発展に有効なイノベーション政策」に注目し、新興経済国の政策立案者が、各々の国力をもとに健全なイノベーション環境を整備することでイノベーションと成長を促すことができるような新たな方策を提案している。

[JSTパリ事務所]