[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2015/09/02
抄訳記事公開日:
2015/10/23

北京市、脳科学研究を重点化

北京“脑科学”专项实施方案启动

本文:

2015年9月2日付の「中国科学報」ネット版は、「北京市、脳科学研究を重点化」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

9月1日、北京市の「脳科学研究」特別プロジェクトが始動した。同プロジェクトは、人類の脳の健康と脳疾患の治療に対する大きな期待の高まりを受けて、通信·情報産業の快速な発展と結びつけ、「脳認知と脳科学」及び「脳認知と脳型コンピューティング」の二つの方面で研究を展開するとともに、実際的応用を重視する。

北京市科学技術委員会の閻傲霜主任の紹介によると、北京市科学技術委員会は脳科学重大共通性技術研究センターの建設を推進、2020年までに部門·学科に跨る脳認知·脳医学研究を支えるプラットフォームを形成し、脳認知·脳型コンピューティングの分野における基礎研究·技術研究開発の共有プラットフォームを構築する。それと同時に、脳疾患分野における鍵となる技術、脳型コンピューターチップの開発を推進し、国民の脳健康のレベルを向上させ、経済社会発展分野における脳型智能の応用を実現するよう努力する。

北京市科学技術委員会の「脳科学研究」特別プロジェクトの目標は以下の通りである。
一、首都脳科学研究の優位性を拠り所に、2025年までに脳認知活動の神経の原理、脳の健康水準の向上、脳重大疾患の予防·治療、脳型コンピューター及び脳型人工知能などの方面で大きな進展を実現する。

二、科学技術の成果転化と応用を推進し、世界的に重要な影響力を持つ北京市の脳科学技術·イノベーションセンターの建設に全力を尽くす。

[JST北京事務所]