[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
共同研究センター(JRC)
元記事公開日:
2015/09/30
抄訳記事公開日:
2015/10/23

EUの災害リスクの抑制を支援する新たなナレッジ・センター

New knowledge centre to help the EU minimise risk of disasters

本文:

欧州委員会共同研究センター(JRC)の2015年9月30日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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2015年9月30日、欧州委員会は、EU加盟各国による非常事態への対応や、災害防止、また、その影響の最小化を支援するための新しいセンターを委員会組織内に創設した。この災害リスク管理ナレッジ・センター(Disaster Risk Management Knowledge Centre)は、EU加盟国に対し、リスク評価の手法に関する技術的・科学的助言を与えることを主な活動としている。

同センターは、2002年以降だけでもEU域内で80,000人を超える人命を奪い、1,000億ユーロに上る経済損失を招いている自然災害に対し、各国当局がより適切に備えることができるよう支援していく。

新しいナレッジ・センターは、研究成果の利用を促すため、災害リスク管理に関連する科学ネットワークを統合し、関連する研究成果と運用実績から得られた結果をまとめたオンライン・リポジトリを開発する予定である。また、危機管理技術に関する実験を行い、こうした技術を評価するために、危機管理に関わる研究室とテストベッドのネットワークも構築する。ナレッジ・センターの傘下では、科学者と政策立案者によるネットワークが、科学と政策間のギャップや課題、最近の進展などを分析し、災害リスク管理における科学と技術の現状について定期的な報告書を作成することになっている。

さらには、科学と政策の連携のより一層の体系化、強化を促すことで、国連の仙台防災枠組(Sendai Framework for Disaster Risk Reduction)を支持していく。これにより、スマートで持続可能かつ包摂的な成長の実現にも貢献していくとしている。

[JSTパリ事務所]