[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
エネルギー省(DOE)
元記事公開日:
2015/07/31
抄訳記事公開日:
2015/10/27

エネルギー省:新型原子炉コンセプト開発に投資

Energy Department to Invest in Advanced Reactor Concept Development

本文:

2015年7月31日付のエネルギー省(DOE)による新型原子炉コンセプト(advanced reactor concept)に関する報道発表の概要は以下の通りである。

クリーンエネルギーのイノベーションを奨励する更なる取り組みとして、エネルギー省は新型原子炉コンセプトの研究、開発並びに実演を支援するための資金提供機会(FOA)について発表した。この発表は、大幅に改良された運転性能、安全性、セキュリティー、経済性並びに核拡散抑止に資する可能性がある考えられる新型原子炉技術に対する投資を増額するための第一段階である。原子力エネルギー局は、資金提供がDOEのクリーンエネルギー技術開発の目標を大幅に進展させるような科学的イノベーションを育む事を期待している。

このコンペを通してDOEは、クリーン且つ手頃な価格で確実なエネルギーを提供する事ができる新型原子炉コンセプトを目指して、産業と国立研究所の共同研究が育まれる事を期待している。DOEは費用を共同負担する形の新型原子炉コンセプト開発プロジェクトで2035年までに実演可能な提案を公募している。DOEは産業と提携する形で、2015年会計年度中に各々約600万ドルにのぼる2つのアワードを授与し、各プロジェクトに360万ドルを投資し、連邦政府資金研究開発センター(FFRDC)がこれに追加して240万ドルの上乗せ資金を提供する。受賞者は共同負担の分担分として150万ドルを自らも投資しなければならない。

趣意書の提出期限は2015年8月31日、申請期限は2015年10月5日である。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]