[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
全米工学アカデミー(NAE)
元記事公開日:
2015/08/17
抄訳記事公開日:
2015/10/30

12年生以下の工学教育のためのホームページ開設

NAE Launches New Website to Support Implementation of PreK-12 Engineering Education

本文:

2015年8月17日付の全米工学アカデミー(NAE)による工学教育のためのホームページ開設に関する発表記事の概要は以下の通りである

NAEは、全米の12年生以下(PreK-12)教育者が、教室並びに校外おける工学教育の推進を支援する目的で新しいホームページ(LinkEngineering)を開設した。このサイトはPreK-12教育者と非公式の教育者に、米国の大学入学前の工学教育の拡大と質を改善する目標に向かって、コミュニティーとして協力するための初のプラットフォームを提供する。

専門家委員会の監督下にあるこのNAEプロジェクトは、米国におけるPreK-12の工学教育の普及の増加に動機付けられている。科学や数学に較べて工学はPreK-12対象のカリキュラムにおいての存在感が薄かった。しかしながら、この分野に光を当てる取り組みが過去15年間に着実に増加した上に、最近の次世代科学基準(Next Generation Science Standards)の公表で政策的な機運を得た。次世代科学基準は科学の教育者に対して科学学習と工学設計を結びつけるよう新たな期待を寄せている。この取り組みにおいて、NAEはアチーブ・インク(Achieve Inc.)、科学教育者協会(National Science Teachers Association)、米国工学教育協会(American Society for Engineering Education)、国際技術・工学教育者協会(International Technology and Engineering Educators Association)及び州科学指導者評議会(Council of State Science Supervisors)など5つの組織と協同で取り組んでいる。

LinkEngineeringの開発においては研究とステークホールダーの情報をベースに反復作業プロセスを踏襲する工学設計のプロセスを反映している。2014年にNAEが実施した先取り研究(地域のステークホールダー・ワークショップ及び全米オンライン調査を含む)が、このサイトの特長、機能及びコンテンツを決定するのに役立った。引き続き、サイトのユーザーの小集団(テストチームと称する)からの継続的フィードバックや来年実施予定の全LinkEngineering会員の調査から更なる改善の情報を収集する。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]