[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
大統領府
元記事公開日:
2015/08/17
抄訳記事公開日:
2015/11/02

ファクトシート:大統領がイノベーション・フェローズ・プログラム(PIFP)を恒久化

FACT SHEET: President Obama Signs Executive Order Making Presidential Innovation Fellows Program Permanent

本文:

2015年8月17日付の大統領広報室による大統領イノベーション・フェローズ・プログラム(Presidential Innovation Fellows Program, PIFP)に関する発表記事の概要は以下の通りである。

オバマ大統領は、PIFPを将来連邦政府の政策の一環として恒久的な枠組みとする大統領令に署名した。オバマ大統領は、優れた米国の技術セクターと同様に近代的、革新的で魅力のある米国政府を将来に亘って構築し続けるためにも、イノベーターや技術起業家が公共のために奉仕する精神を、今後も促すであろうとの希望を述べた。PIFPにより企業幹部、起業家、技術者その他のイノベーターを政府に誘引し、連邦政府職員とチームを組んで諸プログラムの改善に取り組む。大統領令により正式に米国連邦調達局の下にPIFPを創設することになり、大統領行政府全般に役務を提供する。PIFPは新しい責任者を置き、新しく設立される諮問委員会により監督される。これに伴い、新たに産業界から6名のフェローが任命され、2012年発足のPIFPパイロットプログラムからから数えると総勢96名になる。

PIFPは以下4つの大原則から成る
1.国家の最高の人材を登用:フェローは巨大な技術系企業や新興企業で経験を積んだ起業家や創業家で、己のスキルや技術的専門知識を駆使して公共のために大きな価値を創造する。
2.政府内のイノベーターと組む:政府横断的なパートナーとチームを組んで、対応が早く、使い易くて、政府と米国民との対話方法を改善できる様な製品やサービスを創造する。
3.民間セクターで実証済みの戦略の展開:民間セクターのベストプラクティスを活用して連邦政府全般に亘ってより優れた、そして効果的なプログラムや政策を提供する。
4.国家の最大で最も切迫した問題に焦点を当てる。教育を受ける機会の提供、雇用と経済の活性化、国民による個人の健康データへのアクセス能力の拡大等に焦点を当てたプロジェクトを進める。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]