[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2015/08/28
抄訳記事公開日:
2015/11/10

モノのインターネットの安全と保護のためのパートナーシップ

A PARTNERSHIP TO SECURE AND PROTECT THE EMERGING INTERNET OF THINGS

本文:

2015年8月28日付の国立科学財団(NSF)によるモノのインターネットに関する発表記事の概要は以下の通りである。

コネクテッドホーム(ネットワーク家電・ネットワーク機器)やスマートグリッド、自律走行車などが増えるに連れて、サイバー空間と現実世界が新たな刺激的な方法で合体しつつある。これらのハイブリッドな形をしばしばサイバーフィジカルシステムズ(CPS)と呼び、新しいモノのインターネットが生まれている。それらのシステムはユニークな特性を有しているが、同時にその信頼性、安全性、および個人のプライバシー保護を確実にするために充分検討し対処しなければならない脆弱性を有する。

NSFはインテル社と共同で総額600万ドルに上る2つの助成金を発表した。これらの助成金はCPS上のセキュリティーとプライバシー保護の解決策を研究する研究チームに対して授与されるものである。

NSFとインテル社のパートナーシップは長期的研究の妥当性と効果を拡大するための産・学・官連携の新しいモデルである。NSFとインテルが資金提供するこれらのプロジェクトの特長は、募集要項の共同設計、プロジェクトの共同選定、オープンで協調的知的財産契約並びに教員・学生・企業研究者間の効果的な情報交換を促進するマネージメント計画を含む。このモデルにより、全米の産・学の研究室の第一線の研究者が重要な新発見を革新的な製品やサービスに繋げやすくなる。研究者はインテル社と積極的に共同研究に取り組む事が可能となり、結果としてCPSの安全性とプライバシー保護を確保するための技術的な解決策を実行・導入する上で強固なパートナーシップを形成できる。

助成金が授与された団体と研究内容は次の通り。

スタンフォード大学の Philip Levisが率いるグループによる「CPSセキュリティー:モノのインターネットのための徹底したセキュリティー」このチームは、ネットワークインフラを試験し保護する為の暗号化フレームワークを研究する。

ペンシルバニア大学のInsup Leeが率いるグループによる「セキュリティー及びプライバシー認識機能を持ったCPS」このチームは、予防、検知、および復旧を混合させたアプローチを提供するためにCPSのユニークな特性、例えば物理的動態などを探求する。

NSFの投資は新プログラムではCPSに関する基礎研究にも及んでおり、その総投資額は過去5年間で2億ドルに達する。

上記とは別に、NSFは3つのCPSセキュリティー及びプライバシー保護プロジェクトに投資する。それらのプロジェクトでは自律走行車の安全性、ホームセンサーが配信する情報のプライバシー保護、及びスマートシステムの信頼性の各テーマと取り組む。授与された団体と研究題目は次の通り。

マサチューセッツ州立大学アマースト校のDavid Irwinが率いるグループによる「スマートビル並びにスマート住宅におけるプライバシー保護の強化」

ミズーリ科学技術大学のJonathan Kimball が率いるグループによる「CPSのための安全なアルゴリズム」

ペンシルベニア州立大学のMinghui Zhuが率いるグループによる「無人自動車操縦者ネットワークの正当性証明可能な分散型攻撃耐性制御(Towards Provably Correct Distributed Attack-Resilient Control of Unmanned-Vehicle-Operator Networks)」

[DW編集局+JSTワシントン事務所]