[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立研究機構(ANR)
元記事公開日:
2015/10/02
抄訳記事公開日:
2015/11/12

FRIPONプロジェクト: 隕石をカメラで捜索

Projet FRIPON, des caméras pour partir à la chasse aux météorites

本文:

国立研究機構(ANR)の2015年10月2日付標記報道発表の概要は以下のとおり。

隕石は太陽系に由来する地球外の岩石が地上に到達したものである。その大半は太陽とその惑星群と同じ時に形成された小惑星の破片である。隕石の研究により太陽系の起源や進化について理解が可能になる。毎年フランスでは、発見するのに十分な大きさの隕石が10~20個落ちてくる。19世紀には2年に1回程度隕石が発見されていたが、20世紀以降は生活様式の変化により10年に1回となっている。

FRIPON(Fireball Recovery and Interplanetary Observation Network)プロジェクトでは、隕石落下の目撃証言の不足を補うべく、約100個のカメラ(Fish Eye)とGRAVESレーダー(宇宙監視レーダー)を受信する無線受信機を全土に配置することで、この種のネットワークとしては欧州で最も密度の高いネットワークを構成しようとしている。このネットワークにより、隕石がどこから来たかを正確に特定するだけでなく、最近落下した隕石を回収するためにその落下場所の正確な情報を入手できる。本プロジェクトのもう一つの主要な動機は隕石に対する公衆の認識形成にある。落下に関係する区域は通常約30平方キロメートルの範囲なので、「隕石発見」は現地の市民ネットワークに依存することになる。

FRIPONプロジェクトは2013年の自由テーマプログラム”SIMI 5″(素粒子物理学と関連理論、天体物理学、天文学、惑星学)の一環でANRのファンディングを受けている。ANRの支援額は545,948ユーロで、期間は2014年1月から42ヶ月間。プロジェクトの統括は、パリ天文台の天体力学・暦研究所(IMCCE)。

[DW編集局+JSTパリ事務所]