ノルウェー研究会議の2015年10月7日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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ノルウェー研究会議は、デジタル・ライフに関連した新たなバイオテクノロジー・イニシアチブに基づき、国立研究センターの設立に対し2億5,000万ノルウェー・クローネを資金提供する。この研究センターでは、水産養殖から脳研究まで多岐にわたるテーマのもと、6件の大規模な研究者プロジェクト（Researcher Projects）が実施される予定となっている。

戦略的イニシアチブ「デジタル・ライフ―イノベーションを目指した融合（Digital Life — Convergence for Innovation）」では、バイオテクノロジー分野の研究者が、数学者や情報科学研究者、エンジニアらと共同で、バイオテクノロジー研究をベースにイノベーションを創出していく。このイニシアチブでは、膨大な量の遺伝子データを具体的な用途に転換することを目的の一つとしており、さらに、人文科学分野の研究者が参加することで、研究実施を取り巻く社会的背景に対する理解が深まることが期待されている。

保健衛生や水産養殖、産業などの分野では、バイオテクノロジーと強力なデジタル・ツールとを結び付けることで大きな可能性が生まれる。今回のセンターの設立は、ノルウェー研究会議の大規模プログラム「イノベーションのためのバイオテクノロジー（Biotechnology for Innovation）」（BIOTEK2021）に基づく最大の取り組み。

[JSTパリ事務所]