[本文]

国・地域名:
南アフリカ
元記事の言語:
英語
公開機関:
南アフリカ国立研究財団(NRF)
元記事公開日:
2015/10/26
抄訳記事公開日:
2015/11/20

南アフリカのプロジェクトがINTPARTに採択

South African Project awarded INTPART grant

本文:

南アフリカ国立研究財団(NRF)の2015年10月26日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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ノルウェー研究会議(RCN)が推進するInternational Partnership for Excellent Education and Research(優れた教育・研究のための国際パートナーシップ、INTPART)に、南アフリカの「MultiLing in Partnership with South Africa’s Top Universities」プロジェクトが採択された。

INTPARTは、ブラジル、カナダ、中国、インド、日本、ロシア、南アフリカおよび米国など優先8カ国の有力な学術機関との長期的な機関間パートナーシップを促し、また資金を提供することで、ノルウェーの世界レベルの高等教育・研究機関を発展させることを狙いとしている。最初の募集は今年初めに公表され、47件の申請が受理された。

採択されたプロジェクトは、ノルウェーのセンター・オブ・エクセレンスのひとつであるMultiLing Centre for Multilingualism in Society Across Lifespan(生涯を通じての社会における多言語使用に関する多言語センター)で責任者を務めるElizabeth Lanza教授が主導しており、南アフリカの主要大学(ザ・ウェスタン・ケープ大学、ケープタウン大学、ウィットウォーターズランド大学およびステレンボッシュ大学)における研究者らとの協力関係を確立し、これを強化・発展させることを主な目的としている。これら主要大学の研究者の活動は、研究者のトレーニングや教育をはじめとするMultiLingプロジェクトの研究アジェンダと非常に関係性が強い。

またこのプロジェクトは、博士課程の学生やポスドクが研究を目的としてノルウェーや南アフリカに短期滞在できるようにする交流奨励助成金(mobility grant)を提供することで、主なプロジェクト活動において研究と高等教育を結び付けることも目的としている。

[JSTパリ事務所]