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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 科学技術部(MOST)
- 元記事公開日:
- 2015/11/24
- 抄訳記事公開日:
- 2015/11/24
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中国、2014年度のR&D経費実績
- 本文:
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中国統計局、科学技術部及び財政部は11月24日付で、共同で「中国、2014年度のR&D経費実績」と報じた。本記事でその概要をまとめる。
・全国のR&D総額は13015.6億元で、前年より9.9%増。対GDP比は2.05%で、前年より0.04ポイント増。
・企業支出分は10060.6億元で、前年より10.6%増(この増加率は、政府系研究機関と大学より、それぞれ2.8ポイントと6.1ポイントを上回る)。全国R&Dの増加分において、企業からの貢献は84.5%を占め、前年より4.5ポイント増。
・種類別の内訳は、基礎研究613.5億元(前年より10.6%増)、応用研究1398.5億元(同10.2%増)、試験開発11003.6億元(同9.8%増)である。
また、速報では、先進国のR&D経費の対GDP比(3~4%)に比べて差が未だ存在するが、縮小の方向へ邁進していると説明。同時に、今後の課題として、①政策システムの充実化によって、市場主体や研究機関、大学等によるR&Dへの投入拡大を促進する、②科学技術体制改革によって、R&D経費の適正、タイムリー、効率的な利用を確保し、科学技術イノベーションによる経済発展モデルチェンジを牽引する、ことが求められているとしている。
[DW編集局]