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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- Innovate UK
- 元記事公開日:
- 2015/09/22
- 抄訳記事公開日:
- 2015/12/02
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都市システムの統合に80万ポンドのファンディング
- 本文:
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Innovate UK(IUK)の2015年9月22日付標記発表の概要は以下のとおり。
IUKは、未来都市の需要を満たすための都市システム統合の改善方法を研究する企業に、総額80万ポンドのファンディングを実施する。インフラの新設または改良のプロジェクトを有益な形で他の都市システムに統合する方法を開発するプロジェクトが期待されている。
開発業者はインフラ・プロジェクトを進める際に、通常は独自のシステムを超えて考慮したりはしない。しかしながら他のシステムとの統合は、市民のニーズを満たす場合にますます重要になっており、また大きな商機ともなっている。今後10~15年間に都市インフラに対する投資は世界的に6.5兆ポンド強の規模になり、2030年までに年間2,000億ポンドになると予想される。
コンペティションでは、都市システム間の統合に関する新規構想の試行に、既存インフラ・プロジェクトを利用することが求められる。応募は現実のプロジェクトと関連することが必要であり、エネルギー・ネットワーク、輸送システム、あるいは建設といったインフラ計画の一つに関与するプロジェクトオーナーを含んでもよい(このオーナーは、新規開発によりプラスのインパクトを受ける都市システムの別のプロジェクトオーナーとも協力関係にあること)。
都市システムには、(輸送システムや建造物などの)物理インフラ、環境システム、(広報、保健、教育、レクレーションなどの)社会システムが含まれる。統合の例としては、余剰熱を活用して周辺の建物のエネルギー必要量を削減するための輸送機関クーリング・プロジェクトや、都市の水システムに直接送れるほど十分きれいな水を製造する都市内工場プロジェクトなどがある。
2017年に実施される後続のコンペティションでは、今回の研究結果をさらに発展させる5件のプロジェクトの支援が予定されている。
[DW編集局]