[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
エネルギー省(DOE)
元記事公開日:
2015/10/09
抄訳記事公開日:
2015/12/16

燃料電池技術の開発促進に2,000万ドル強を投資

Energy Department Invests More than $20 Million to Advance Fuel Cell Technologies as New Report Shows Unprecedented Growth in Industry

本文:

2015年10月9日付の米エネルギー省(DOE)による標記発表の概要は以下のとおりである。

DOEがこのほど発表した「2014年燃料電池技術市場に関する報告」によれば、燃料電池産業は前例のないペースで成長を続けており、2014年の売上規模は総額で22億ドル(2013年は13億ドル)を超え、約10億ドルの伸びとなった。さらに2014年は全世界で50,000個以上の燃料電池が出荷されている。

DOEはこの新興市場のさらなる拡大を図るべく、燃料電池・水素技術の開発を促進し、軽量燃料電池電気自動車(FCEV)など早期の燃料電池の応用を可能にするプロジェクト10件に対して、2,000万ドル強の投資を発表した。

上記10件のプロジェクトの内7件は水素・燃料電池の研究開発領域に取り組むプロジェクトで、微生物バイオマス変換による水素生産、燃料電池応用向けの低白金族金属触媒の開発、組み込み型のインテリジェント水素ディスペンサーの開発、水素輸送パイプラインの製造などがある。残り3件のプロジェクトは早期市場導入および実証試験を対象としたものである。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]