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国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
共同研究センター(JRC)
元記事公開日:
2015/11/26
抄訳記事公開日:
2015/12/16

GMOのDNA配列を格納した最大級の新データベースを公開

DNA sequences in GMOs: largest database now publicly available

本文:

欧州委員会共同研究センター(JRC)の2015年11月26日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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欧州委員会共同研究センター(JRC)は、遺伝子組み換え作物(GMO)のDNA配列を格納した新しいデータベース「JRC GMO-Amplicons」を公開した。このデータベースには240,000通りを超えるGMOのDNA配列が格納されており、食品や飼料、環境におけるGMOの存在を確認することができる。現時点でこのデータベースは最大かつ最も包括的なものとして、食品や飼料に含まれるGMOを検出するための方法を新たに開発する際の重要な手掛かりとなる。

新データベースにはインターネットを通じて簡単にアクセスすることができ、各試験所が、特に未承認GMOの検出方法を開発する際のターゲット配列を特定するのに役立つ。

GMOの確実な検出は、GMOの承認およびラベリングに関する規制を施行する際に極めて重要である。GMOの承認プロセスに関しては、JRCの遺伝子組み換え食品・飼料のための欧州リファレンスラボラトリー(European Union Reference Laboratory for GM Food and Feed)が、GMOの検出方法の認証、開発および最適化、ならびにEU全域におけるこれらの方法の正しい適用の調整に責任を負っている。また、各管理試験所が利用可能な各種ツール・手法づくりも、欧州リファレンスラボラトリーが担当している。

このJRC GMO-Ampliconsデータベースは、JRC GMO-MatrixおよびGMOMETHODSデータベースに次いで、GMOに関してJRCが開発した3つ目の公開ツールである。JRC GMO-MatrixはGMOの検出を最適化するための決定支援ツールであり、GMOMETHODSはGMO分析の参照方法を集めたEUのデータベースである。

[JSTパリ事務所]