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- 国・地域名:
- アイルランド
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- アイルランド雇用・企業・イノベーション省
- 元記事公開日:
- 2015/11/19
- 抄訳記事公開日:
- 2015/12/17
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アイルランドSMEのパフォーマンスが欧州委員会の小企業議定書で評価される
- 本文:
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アイルランド雇用・企業・イノベーション省の2015年11月19日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
===2015年11月19日、ジェラルド・ナッシュ ビジネス・雇用担当大臣は、欧州委員会が発表した2015年のアイルランドに関する小企業議定書(SBA)ファクトシートを歓迎した。
2015年の報告書で、アイルランドは10項目の原則のうち6項目でEUの平均を上回り、「セカンド・チャンス(second chance)」および「国際化(internationalization)」の2項目では1位にランクされた。セカンド・チャンスとは、破産した誠実な企業家が速やかに二度目のチャンスを得られるようにする、ということである。国際化とは、海外市場を相手に輸出入を行っているSMEを指す。これにより、アイルランドはSMEにとって、EUの中で特に好意的な環境のひとつとなっていることが示された。
SMEは、アイルランドの企業の99.7%を占めており、民間部門で働く人々の70%以上を雇用している。今回のSBAファクトシートでは、2008年以降、融資の利用という面で積み重ねてきた多大な努力と具体的な改善成果が認められているものの、アイルランドの多くのSMEにとってこの問題は未だに課題となっていると結論している。また「Think small first(小企業を第一に考える)」という体系的な方針を取り入れることを勧告している。
ナッシュ大臣はこのファクトシートについて、「このSBA報告書は、アイルランドにとって喜ばしい内容であり、政府、そして何よりもこの国のSME部門自身の懸命な努力が報われた証である。アイルランドは、欧州で特に優れたパフォーマンスを達成できる国になった。」と述べている。
[JSTパリ事務所]