欧州委員会（EC）研究・イノベーション総局は、2015年12月1日付で表記の記事を公表した。ここでは、その概要をまとめる。

ECの研究・科学・イノベーション担当委員のCarlos Moedas 氏とチュニジアの高等教育・科学研究担当相Chiheb Bouden氏は12月1日付でアソシエーション協定を結んだ。

これは欧州連合（EU）とチュニジア間での研究とイノベーションに関する協力を強化するものであり、世界に開けた研究とイノベーションを目指すEUの目標に向けた更なる一歩となる。

これにより、チュニジアからの研究者並びにイノベーターはEUの研究・イノベーションのためのフレームワークプログラムであるHorizon 2020に、EU加盟国並びに13のその他アソシエート国並みの条件で参画可能となった。チュニジアの研究施設、大学並びに個人の研究者は、Horizon 2020が資金提供するボトムアップ型の研究からデモンストレーションプロジェクトまでの多様な活動領域に参画する事ができ、更にはチュニジアの中小企業や事業者は新しいアイデアの開発並びに製品やサービスの市場化に当たって手厚い支援の恩恵に浴す事が可能となる。本協定は2016-2020年の5年間を対象とするもので、チュニジア国会によって批准される必要があるが、チュニジアの法人は2016年1月1日からこの協定による条件のもと参画できる。

[DW編集局]