Innovate UK（IUK）の2015年10月27日付標記発表記事の概要は以下のとおり。

英国内外での農業・食料生産の向上を目的とした先駆的プロジェクトが、政府による最近の”Agri-Tech”カタリストの下で1,780万ポンドのファンディングを受けた。

これらプロジェクトには、ロブスター養殖の商業化可能性の調査、ロープ上での帆立貝養殖の提案、英国小麦の新種を用いてのウイスキーの持続的製造方法などがある。これら技術は、IUKが英国の農業セクターに経済的活力をもたらすために商業上期待できる新技術を対象として実施したコンペティションを勝ち抜いた21件のプロジェクトの中の数例である。
（農業のメトリクスについて言えば、ハートフォードシャー州ハーペンデンにあるロザムステッド研究所に、食料システム全般を対象とする英国初のビッグデータ中核研究拠点が10月26日に開設されたばかりである。）

ファンディングは”Agri-Tech”カタリストを経由して実施される。”Agri-Tech”カタリストは、ビジネス・イノベーション・技能省（BIS）、IUK、国際開発省、バイオテクノロジー・生物科学研究会議（BBSRC）が、農業の技術・イノベーション・持続可能性において英国を世界のトップたらしめるべく7,000万ポンドを投資して設置したプログラムである。”Agri-Tech”カタリストは、農業の課題に取り組む英国農業技術産業に経済的成長をもたらす可能性のある部門や分野で、革新的なアイデアを扱う共同プロジェクトに対しファンディングを行う。

[DW編集局]