[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2015/10/30
抄訳記事公開日:
2016/01/18

中国科学院とトムソンロイター、2015年の先端研究領域を発表

中科院与汤森路透联合发布《2015研究前沿》

本文:

2015年10月30日付の「中国科学報」ネット版は、「中国科学院とトムソンロイター、2015年の先端研究領域を発表」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

10月29日、中国科学院と世界的な情報サービス企業であるトムソンロイターは、北京で自然科学及び社会分野の100のホット先端研究領域(リサーチフロント)と49の新興先端研究領域を特定した「リサーチフロント2015」リポートを共同発表した。

「リサーチフロント2015」リポートの中で、100の最先端ホット研究領域と49の新興先端研究領域が示された。世界的な傾向として、ライフサイエンス、物理学、化学、農業、植物、動物学、数学、コンピュータ科学と工程学、医学、地球科学、天文学及び天体物理等の研究領域における新しく活発な研究活動が認められたほか、中国は新型H7N9鳥インフルエンザウイルスの伝播と発病のメカニズム(ライフサイエンス)、中国華北クラトンの変形構造に関する研究(地学)の発展への貢献度が示された。

関連データによると、当該リサーチフロントのコア論文の中でアメリカは96%(143の先端研究領域)に関連し、中国は55%(82の先端研究領域)に関連する。そのうち、中国のコア論文数が1位にランクされるのは科学と材料科学、物理学、数学、コンピュータ科学と工程学、農業、植物と動物学、ライフサイエンス及び地球科学の6の研究領域を含める。中国の研究開発能力は、一定の先端研究領域において既に世界トップである。

[JST北京事務所]