[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2015/11/02
抄訳記事公開日:
2016/01/19

青島海洋科学技術国家実験室が正式稼働

青岛海洋科学与技术国家实验室正式启用

本文:

2015年11月2日付の「中国科学報」ネット版は、青島海洋科学技術国家実験室が正式に稼働したと報じた。本記事ではその概要をまとめる。

このほど、中国初の国家レベル海洋実験室――青島海洋科学技術国家実験室が正式に稼働した。同実験室は青島藍谷に位置し、MOST(中国科学技術部)、山東省、青島市によって共同建設された。総敷地面積は約42万平方メートル(東京ドーム約9個分)であり、建設面積は15万平方メートルである。前期に当たる基礎建設の累積投資額は13億元(約250億円)である。

同実験室は近海から遠海までの研究作業に対応できる海洋総合科学調査船を20隻余り有し、科学データベースを12件有する。同実験室には、海洋動力プロセス及び気候、海洋生物学及びバイオテクノロジー、海洋生態及び環境科学など8つの機能実験室を設置し、主に海洋動力プロセス及び気候変動、海底プロセス及び石油・天然ガスなどに関する研究をする。

今後3年から5年にかけて、同実験室は「両洋一海」(西太平洋、インド洋、南中国海(南シナ海))に注目し、西太平洋―南中国海(南シナ海)―インド洋の海洋環境と気候、海洋資源の利用と開発、資源環境効果という三大任務を実施する。

[JST北京事務所]