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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2015/11/03
- 抄訳記事公開日:
- 2016/01/20
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中国が独自に打ち上げる火星探査機が初披露
- 本文:
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2015年11月3日付の「中国科学報」ネット版は、中国が独自に打ち上げる火星探査機が初登場したと報じた。本記事ではその概要をまとめる。
中国が独自に打ち上げる火星探査機が、11月3日から11月7日に上海で開催された第17回中国国際工業博覧会で初披露された。中国航天科技集団公司の展示ブースにおいて、全体を黄金色に塗られた火星探査機が目立つ位置に展示された。
上海航天技術研究院の衛星専門家である牛昇達氏によると、同探査機は一度に火星全球の環境リモートセンシング、着陸巡視探査という2つの任務を実施するという。故に、同探査機は「周回機」と「着陸機」という2つの部分によって構成される。
今回展示される火星探査機は3分の1スケールで、上部の円錐状の部分が「着陸機」、下の六面体が「周回機」である。同探査機の内部構造を人々によく見せるために、展示用の窓ガラスを特別にセッティングした。
中国航天科技集団公司は長年に渡る取り組みにより、数多くのコア技術を掌握している。牛昇達氏によると、火星を探査するには、超遠距離通信(約4億キロ、地球と月までの距離の約900倍)、深宇宙観測制御のための自律制御、希薄な大気での減速、安全着陸といったコア技術のブレークスルーが必要であるという。
2020年の正式な打ち上げに向けて順調に準備は進んでいるとのことである。
[JST北京事務所]