[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
フランス科学アカデミー
元記事公開日:
2015/12/08
抄訳記事公開日:
2016/02/01

宇宙から大気中のCO2を測定するプロジェクトへの早期取り組みを勧告

Communiqué de presse : L’Académie des sciences recommande d’engager au plus vite la mission spatiale d’initiative française MicroCarb

本文:

フランス科学アカデミーの2015年12月8日付標記報道発表の概要は以下のとおり。

“MicroCarb”プロジェクトは、CO2の大気中濃度を継続的に測定するフランス主導の衛星として、国立宇宙研究センター(CNES)が提案しているものである。大気中のCO2増加に反応して地球・海洋生態系では実際に炭素の吸収量が増大し、海洋の酸性化などの結果を招いている。

“MicroCarb”の課題は、地球表面のCO2の流量、及び大気圏側と生物圏・海洋側との間の交換量を推定することである。このため、人類による排出を含む炭素の流量を長期に追跡する将来の実用ミッションに備える。そうすることでフランスの科学チームや産業界が重要な役割を果たすことになる。

科学アカデミーは、この将来の衛星の科学的目標、科学的能力、国際的環境に照らして、環境科学委員会及び宇宙研究委員会が作成した見解を採択した。この2つの委員会は”MicroCarb”が、人類によるCO2大気中濃度の撹乱に対応した炭素循環及び生態系の挙動を把握する上で、有用なデータをもたらすと考えている。

両委員会は、これらの問題は科学的、社会的に(とりわけCOP21の文脈において)優先度が高いとしており、CNES、学術機関、関連省庁に対して、このミッションに極力早期に取り組むよう勧告している。

[DW編集局+JSTパリ事務所]