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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2016/01/15
- 抄訳記事公開日:
- 2016/02/15
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動物保護のための研究
- 本文:
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ドイツ連邦教育研究省(BMBF)は動物実験の代替方法の開発を強化することとし、これに関して概略下記のような報道発表を行った。
BMBFは動物実験の代替方法の開発を強化する。この分野における多くの有望な方法をより迅速に活用できるよう、BMBFはその助成措置「動物実験の代替方法」を新しくした。BMBFは将来、トレーニングやトレーニング・コースによる代替方法の導入及びその普及に関する戦略を強化する。新たに導入されるのは、経験豊富な指導係によるモニタリングを強化して、研究者に対し代替方法の実用性に関する助言するという形。そのほか優秀な研究グループは将来ひき続き助成を申請できる。
ヴァンカ大臣は「ドイツの長年の助成重点はその規模と革新性において国際的に類を見ず、指針となるものである。今や基本条件が改善され、これによってドイツの先導的な役割を強化し、動物実験代替方法における新たな基準を設定していきたい。それが迅速に実践され、ドイツと世界における動物実験の削減に貢献したい」と語った。
BMBFは30年以上前から動物実験の代替方法の探求を支援してきており、プロジェクト数としては500以上、総額は約1億6,000万ユーロに及ぶ。代替方法は多様なもので、例えば細胞培養によって実験室で人間の皮膚を人工的に培養する。専門家は医薬品や化学薬品の効果については動物の皮膚よりもこの方が信頼性の高いテストができると考えている。他の研究チームは肝臓のような臓器における生理学的プロセスをシミュレートできるコンピュータ・モデルを開発している。これらのモデルは医薬品テストにおける動物実験を無用なものとすることができる。
現在は、人体の様々な臓器をいわゆるバイオチップで再現し、相互に結びつける研究に取り組んでいる。研究者のビジョンは“Human-on-chip“で、スマートフォンよりも大きくはないが、人間の組織における動きを1対1で反映させるというものである。このようにしていけば、医薬品テストのための動物実験の数を将来は著しく減少させることができると期待される。
[DW編集局]