[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国防高等研究計画局(DARPA)
元記事公開日:
2015/12/09
抄訳記事公開日:
2016/02/18

有害な化学物質を無害な土に転換するプログラム

Program for Transforming Deadly Chemicals into Harmless Dirt Gets Underway

本文:

2015年12月9日付の国防高等研究計画局(DARPA)の標記発表記事の概要は以下のとおりである。

DARPAの「化学兵器の非依存・簡潔型の非軍事化処理(Agnostic Compact Demilitarization of Chemical Agents:ACDC)」プログラムではこのほど、可搬型処分システムのプロトタイプ開発で2件の開発委託を行った。これは、最小限の消耗品の使用で有害な廃棄物を出さない方法で危険な化学物質を無害な土壌など安全な産物に変換することのできるシステムである。このシステムが成功すれば、化学兵器の貯蔵物を現場で安全に破壊できるようになり、毒性の高い化学物質の処理のために遠隔地へ輸送する必要がなくなる。またこの方式は究極的には産業界での化学的中和処理やクリーンアップ処理の様々な取り組みに応用できる。委託先は、 Southwest Research Institute (SwRI)(テキサス州)及びSRI International(カリフォルニア州)である。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]