[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2016/02/01
抄訳記事公開日:
2016/02/25

ドローンを飛ばす屋根工

Dachdecker, die Drohnen fliegen

本文:

ドイツ連邦教育研究省(BMBF)は職業教育におけるデジタル化を強化することとし、概略下記のような報道発表を行った。

デジタル化は労働の世界を変化させており、自動車メカニックは自動車メカトロニックなって久しく、また設備関連メカニックはスマート・ホーム技術を利用し、最近の屋根工には、部下を屋根に上らせる代わりに、ドローンと広角カメラで建物を検査するものが出てきた。BMBFは職業教育におけるデジタル化を進めるため、特別プログラムを設け、企業内の職業訓練を実践訓練で補完する企業間職業訓練施設(ÜBS)を最新の技術ニーズに対応させることにした。

ヴァンカBMBF大臣は「伝統的な機械制御や手工業的な作業はますますITをベースとした仕事に変わってきている。今回の特別プログラムによってこうした変化に対応し、職業訓練の段階でデジタル化を進めている。企業間職業訓練施設における最新装備の為の資金を用意するだけでなく、デジタル化によって影響を受ける教育・学習プロセスの作成を検討していく」と語った。

BMBFはこの特別プログラムのため2016年から2019年までに最高7,400万ユーロを投入する。助成の対象となるのは、ドローン、3Dプリンター、更には溶接、ドリル、旋盤用の補助ロボット等、訓練で使用される装備である。

[DW編集局]