[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国民教育・高等教育・研究省(MENESR)
元記事公開日:
2016/01/18
抄訳記事公開日:
2016/03/01

第18回イノベーション技術起業支援全国コンクール(i-Lab 2016)

i-LAB 2016 : Lancement du 18e Concours national d'aide à la création d'entreprises de technologies innovantes

本文:

国民教育・高等教育・研究省の2016年1月18日付の標記報道発表の概要は以下のとおり。

革新的な技術に基づいた起業を促進する目的で、研究担当省は毎年(i-Labとして)イノベーション技術起業支援全国コンクールを実施している。BPIFrance(イノベーション・起業支援機構)との提携によるこのコンクールは、資金支援と適切な支援を提供することで、優れた起業プロジェクトを支援している。1999年のコンクール創設以来、革新的な技術に基づいた起業に対するこの国家的支援措置の件数は大きな伸びを示している。

今回の第18回から本コンクールは「起業・開発」カテゴリーに一本化され、「新興技術」カテゴリーはBPIFranceが実施する(イノベーション起業のフィージビリティ支援を目的とする)施策”Bourse French Tech”に統合される。

i-Lab 2016全国コンクールの枠組では、技術的、経済的、法的に実現可能性が確立していて短期間で起業が可能なプロジェクトに限り参加できる。入賞プロジェクトは最高45万ユーロの助成金を受ける。この助成金は創設される企業に対して支払われ、製品、製法、あるいは革新的な技術によるサービスを完成させるための研究開発プログラムの資金支援に充てられる。研究担当省は入賞プロジェクト全体で総額1000万ユーロの資金支援を約束している。

これまで「新興技術」カテゴリーであったプロジェクト、つまりさらなる検証・熟成過程を必要とするプロジェクトは、今後は”Bourse French Tech”の候補対象となる。これまでの「新興技術」カテゴリーで用いられた規準で、”Bourse French Tech”の流れに沿った選抜プロセスに従って選考される。採択プロジェクトは最高4万5,000ユーロの助成および個別の側面支援を各地域のBPIFrance事務所から受ける。

[DW編集局+JSTパリ事務所]