[本文]

国・地域名:
デンマーク
元記事の言語:
英語
公開機関:
デンマーク科学技術イノベーション庁
元記事公開日:
2015/01/18
抄訳記事公開日:
2016/03/10

2015年研究・イノベーション指標を発表

Danish research output has great international impact

本文:

デンマーク科学技術イノベーション省の2016年1月18日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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このほど発表された「2015年研究・イノベーション指標」から、デンマークの研究成果は引き続き国際的に好位置を占め、科学的なインパクトがあることが示された。デンマークの研究論文数は他の国々と比べても非常に多く、一人当たりの科学出版物の数でスイスとアイスランドに続いている。

科学出版物の被引用数で評価すると、デンマークは世界第4位であり、また、最も引用頻度の高い上位10位の科学出版物の国別割合では、デンマークは第3位となっていることが今回の報告書から示された。

デンマーク高等教育・科学省のEbsen Lunde Larson氏は今回の新しい結果を歓迎し、「デンマークの研究は質が高くインパクトがあるということが明確に示された。しかし同時に、研究成果が社会に価値をもたらすよう焦点を当てていき、デンマークの将来の収入に貢献させたい。」と述べている。

デンマークはまた、イスラエルに次いで海外や産業界、民間の非営利基金および非営利組織など、外部からの資金提供を受けている大学研究の割合が高いことが報告書から示されている。「2015年研究・イノベーション指標」は、研究、EUによる研究助成、および博士号に関する国際的なデータ、ならびに科学出版物の数とその引用数などを基に作成されている。

デンマークの高等教育・科学省が毎年発表しているこの報告書は、研究に関心のあるすべての人々を対象に、デンマークの研究の概況を事実に基づいて伝え、いくつかの主要な指標に従ってデンマークの研究の国際的な位置づけを示すことを主な目的としている。

[JSTパリ事務所]