[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
ビジネス・イノベーション・技能省(BIS)
元記事公開日:
2016/01/24
抄訳記事公開日:
2016/03/11

イノベーションを通じて第4次産業革命の先頭に立つ

I want to make the UK a beacon of innovation

本文:

ビジネス・イノベーション・技能省(BIS)の2016年1月24日付標記記事では、ジャヴィド(Sajid Javid)BIS大臣がサンデー・テレグラフ誌上で語った英国のイノベーションに関する同大臣の構想について報じている。概要は以下のとおり。

英国にはイノベーションの温床としての長く誇るべき歴史がある。英国が200年以上前に産業革命を主導した時代には、科学は飛躍的に発展し、技術イノベーションは莫大な経済的利益と劇的な生活水準の向上をもたらした。

今日我々は、ビッグデータ、ロボット技術、ドローン、合成生物学などの分野でイノベーションを伴う急激な技術変革の時代に生きている。そのような変革は我々の働き方や生活様式に革命をもたらす可能性をはらんでおり、利益をもたらす新市場に参入する大きなビジネス・チャンスをもたらす。英国は「第4次産業革命」と呼ばれる状況においても同様に支配的な勢力となり得る人材、スキル、ポテンシャルを擁している。

●イノベーション国家

向こう数か月間の内に、イノベーションの支援・推進に政府全体で一体的に取り組む新たなイノベーション計画を立ち上げる。この新規計画は、中小企業からグローバル製薬企業 グラクソ・スミスクライン(GlaxoSmithKline)社のような英国最大のイノベーターに至るまであらゆるレベルの企業を対象とする。本計画はまた、あらゆる形態のイノベーションに対して全省庁による投資が有効かつ統合的方法で支出されるようにし、年間2,500億ポンドの調達支出の活用を通して、イノベーションの必要性に英国政府のマインドを集中させることにも役立つ。

●チャレンジャー企業

グラフェンから無人自動車に至るまで画期的な新興技術によって、英国を世界のリーダーたらしめる。政府は昨年、共有経済(sharing economy)の利点を公式に認め、英国がこの新興セクターでグローバル・リーダーとなるべく多数の提言を受け入れた。ロンドンの住民が自らの不動産物件を年に最大90泊分許可なしで貸し出しできるように短期貸家に関する法律を改正して、より多くの人がホームシェアリング(home sharing)革命の恩恵を受けられるような方策を講じた。

[DW編集局]