[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2016/03/01
抄訳記事公開日:
2016/03/28

デジタル学科

Studium digitale

本文:

ドイツ連邦教育研究省(BMBF)はデジタル学科を大学の新しい研究領域として確立することにし、これに関して概略下記のような報道発表を行った。

今日、大部分の学生にとってデジタル・メディアは日常的なものとなっており、インターネットとスマートフォンと共に成長してきたといえる。しかし大学にとっては、デジタル化によって生まれる新しい学習方法は、さほど一般的とは言えない。大学は、オンラインでの試験やセミナー等を検討している。そこでBMBFは新しい研究領域、デジタル学科を振興することによってこのデジタル化プロセスを支援することにした。

ヴァンカBMBF大臣は「大学における新しいメディア利用に関する有望な方法を見出し、利用していきたい。デジタル化された教育のチャンスや、その限界に関する建設的議論の叩き台として、科学的でしっかりとした事実認識が必要である。そのためデジタル教育の作用と効果、そして大学における組織上の要件について研究する必要がある。これをBMBFは新しい助成策によって支援していく」と語った。

新しい研究助成プログラムの中核となるのは、大学で既に実現されようとしている教育、学習のフォーマットである。もう一つの重点となるのは、他の社会セクターで開発された新しい技術を大学教育のための利用するということである。関連する研究プロジェクトを推進するためにBMBFは1,000万ユーロを用意している。

[DW編集局]