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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- エネルギー高等研究計画局(ARPA-E)
- 元記事公開日:
- 2016/01/16
- 抄訳記事公開日:
- 2016/03/29
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米国電力網の最適効率化の為の7件の新規プロジェクトに1100万ドル
- 本文:
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2016年1月16日付のエネルギー高等研究計画局(ARPA-E)の標記発表の概要は以下のとおりである。
ARPA-Eはこのほど、米国電力網の強化に役立てるべく、実際的なオープンアクセス・モデルとデータ・リポジトリを開発する7件の変革プロジェクトに対する1100万ドルのファンディングを発表した。ARPA-Eの新規プログラムである「送配電アルゴリズム開発に必要な実際的情報の生成」(GRID DATA)は、先ごろDOEが新たに発表した包括的な「時代に即した電力網整備:複数年プログラム計画」に沿ったものである。
コンピューティング技術や最適化ソフトウェアの最近の進歩により、研究者らは新規アルゴリズムを開発しており、それらは電力網上で最も効率的な送配電を可能にするソフトウェアを開発するための基盤となるコンピューティング手法である。しかしこのようなアルゴリズムをテストする為の既存のモデルは、時代遅れで不正確または不完全である。一方、電力網の実際のデータを使用するモデルは、セキュリティやプライバシーの問題があり公的に共有できない。GRID DATAプログラムでは、新規モデルやデータ・リポジトリを作成することで、上記制約を克服しようとしており、それらは研究コミュニティのメンバーが、新しい最適化技術の正確な試験・評価法を開発する為に使用できるものである。
GRID DATAプロジェクトの内5件は、変革電力システムの最適化や制御アルゴリズムの開発やテストに必要な詳細なシミュレーション・モデルを開発するもので、これにより、電力網の柔軟性を確保し、エネルギー効率の向上を図り、再生可能発電技術の電力網への取り込みコストを大幅に削減するものである。
残り2件のプロジェクト・チームは、公的に相互利用可能なリポジトリを作成し、電力システム・モデルさらにはエンジニアリング界で作成された他のモデルを保存する。このような共同リポジトリにより、新しい電力網最適化ツールのより正確で網羅的な評価が促進されることになり、その結果、電力網の信頼性、安全性、さらには効率性が向上する。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]