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- 国・地域名:
- ノルウェー
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- ノルウェー研究会議
- 元記事公開日:
- 2016/03/01
- 抄訳記事公開日:
- 2016/04/06
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技術-産業研究機関に関する最新の評価報告書を発表
- 本文:
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ノルウェー研究会議の2016年3月1日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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ノルウェー研究会議はこのほど、ノルウェーの技術-産業研究機関に関する最新の評価報告書を発表した。この評価は、国際的な専門家から構成される委員会によって実施されたもので、ノルウェー研究会議が公的な基礎研究資金を提供している14の技術-産業研究機関を対象としている。
この評価報告書では、技術-産業研究機関はノルウェーの通商産業における価値創造にとってきわめて重要な存在であると結論づけている。この点は特に影響分析によって明文化されている。この分析で研究機関と協力している企業と、していない企業を比較した結果、産業部門では過去10年間で、研究協力が8,000億ノルウェークローネもの価値創造に貢献していたことが明らかになった。これは、同時期に産業部門で創出された総価値の約1.1%に相当する金額である。この分析から、1997年から2013年にかけて技術-産業研究機関が受領した公的資金1クローネが、その他の収入として3.4クローネの価値を生み出していることも示されている。
一方、報告書では、これらの機関が各々のイノベーション能力をさらに強化する必要があるとも述べられている。評価委員会は、ノルウェー研究会議がイノベーションに対して現在よりさらに強力なインセンティブを付与するべきであること、また、公的研究資金がノルウェーの産業やビジネスセクターにおける構造改革の加速化にどう使われているかを研究機関が文書化できるよう支援するべきであるとしている。
この評価報告書はまた、政府とノルウェー研究会議は引き続き国際協力への支援を行わなければならないと力説している。評価委員会は、特に研究機関を重視したSTIM-EUスキームを強調している。このスキームは、研究機関がEUのホライズン2020から受領する資金1クローネにつき、ノルウェー研究会議を通じて33%の追加資金を上乗せすることで、EUのプロジェクトへの参加を促すものである。
[JSTパリ事務所]