[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2016/01/13
抄訳記事公開日:
2016/04/14

米国科学技術労働力に占める移民の役割が増加

Immigrants play increasing role in U.S. science and engineering workforce

本文:

2016年1月13日付の国立科学財団(NSF)の標記報道発表の概要は以下のとおりである。

2003~2013年に米国在住の科学者・技術者数は2160万人から2900万人に増加した。この10年間の増加には、移民科学・技術者数の340万人から520万人への大きな伸びが含まれる。

NSFの国立科学技術統計センター(NCSES)の報告によれば、科学技術労働力に占める移民の割合は16%から18%になった。

2013年では、移民科学技術者の63%が帰化市民、22%が永住者、15%が短期ビザ保有者であった。2013年の米国の移民科学技術者を出身地域別に見ると次のようになる。

・アジア 57%
・北米(米国を除く)、中米、カリブ海、南米 20%
・欧州 16%
・アフリカ 6%
・オセアニア 1%未満

アジア諸国の中では、移民科学技術者出身国のトップはインドで、アジア全体で296万人の内95万人を占めている。インドの2013年の数字は2003年から85%の伸びを示している。
また2003年以降、移民科学技術者数はフィリピンからは53%、中国(香港とマカオを含む)からは34%増加している。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]