[本文]

国・地域名:
ロシア
元記事の言語:
英語
公開機関:
ロシア連邦政府
元記事公開日:
2016/01/28
抄訳記事公開日:
2016/04/20

エクソマーズ2016探査宇宙船をバイコヌール宇宙基地から打ち上げ

Launching the ExoMars-2016 research spacecraft (European Space Agency) from Baikonur Cosmodrome

本文:

ロシア連邦政府の2016年1月28日付標記発表の概要は以下のとおり。

エクソマーズ”ExoMars”はロシア・欧州共同の火星探査プロジェクトで、2016年ミッションと2018年ミッションがある。エクソマーズ2016ミッションには、軌道モジュールと着陸実証モジュールがあり、いずれも欧州宇宙機関(ESA)が開発したものである。

エクソマーズ2016宇宙船は、Thales Alenia Space Italia社(イタリア)がESAの委託契約の下で製作したもので、軌道上に乗ればESAの登録に含められる。エクソマーズ2016宇宙船は、プロトンMロケットによりロシアの科学施設から打ち上げられ、ロシアの科学機器も提供される。これにより、世界の宇宙サービス市場におけるロシアの地位がさらに向上し、ロシアの宇宙インフラ開発における予算外の(追加)ファンディングや投資が増え、ロシア企業への委託契約が確保され、宇宙での協力拡大を図ることができる。エクソマーズ2016ミッションへのロシアの科学的貢献が、ロシア独自の多数の科学実験の実施を可能にし、太陽系や外部宇宙を探査する今後のプロジェクトに向けた基盤構築を可能にする。

[DW編集局]