[本文]

国・地域名:
チェコ共和国
元記事の言語:
英語
公開機関:
チェコ技術庁(TA CR)
元記事公開日:
2016/03/17
抄訳記事公開日:
2016/04/25

TA CRが米国国立科学財団(NSF)との趣意書に署名

TA CR SIGNED A LETTER OF INTENT WITH THE U.S. NATIONAL SCIENCE FOUNDATION

本文:

チェコ技術庁(TA CR)の2016年3月17日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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チェコ技術庁(TA CR)は、米国国立科学財団(NSF)と、趣意書というかたちでパートナーシップを締結した。これにより、国際研究・教育パートナーシップ(PIRE)プログラムへのチェコ共和国の参加が進められることになる。NSFは、このプログラムを通じて研究開発分野における国際協力に資金を提供しているが、TA CRも、フィンランド技術庁(TEKES)や日本の科学技術振興機構(JST)、中国科学技術部(MOST)、ドイツ研究振興協会(DFG)等と同じく、このプログラムを通じてNSFと協力する海外パートナーの仲間入りをした。TA CR以外では、チェコ教育・青少年・スポーツ省(Ministry of Education, Youth and Sport)がNSFと協力関係を確立している。

PIREプログラムは、2005年から運営されている。5回の公募(2年ごとに実施)を通じ、NSFは76件のプロジェクトを支援し、プロジェクト1件当たり平均450万ドル前後の資金を提供している。PIREプログラムの公募は競争率が非常に高く、綿密に設計された最良のプロジェクトだけが選ばれている。海外の組織がこのプロジェクトに参加するには、まず米国のパートナーを探し、彼らにNSFに対する助成金申請を行ってもらわなくてはならない。この場合、海外の研究者は共同研究者となる。プロジェクトの設計は、博士号プログラムを扱っており、NSFが支援している研究分野に関連した米国の研究機関であれば行うことができる。

NSFは、PIREプログラムで米国の研究者に関連した費用のみを支払う。TA CRは、チェコと米国による共同プロジェクトが、米国側にはこのプログラムを通じて支援をもたらし、同時にTA CRのDELTAプログラムの要件も満たすものと期待している。

[JSTパリ事務所]