[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
ビジネス・イノベーション・技能省(BIS)
元記事公開日:
2016/03/11
抄訳記事公開日:
2016/05/20

2015年度英国イノベーション調査結果報告

HEADLINE FINDINGS FROM THE UK INNOVATION SURVEY 2015

本文:

ビジネス・イノベーション・技能省(BIS)は2016年3月11日付で標記文書を発表した。本文書のエグゼクティブ・サマリーからその概要を以下に記す。

今回の調査は2012~2014年の期間を対象に実施されたもので、前回調査(2010~2012年)期間に比してイノベーションに関与した英国企業の数は増加している。

・企業の53%がイノベーション企業であった(前回調査では45%)。大企業(従業員数が250名を超える企業)では61%、中小企業(従業員数が10~250名の企業)では53%であった。
・イノベーション企業の割合は全セクターを通じて顕著に伸びている。特に製造業の伸びが最も大きく、電気・光学機器製造業で71%、輸送機器製造業で70%であった。
・イノベーターの28%(非イノベーターの場合は10%)が輸出に携わっている。これらイノベーターはより能力の高い職員、特に科学工学分野の学位を有する職員を雇用している。
・全企業の25%が(製品または製法に)技術イノベーションを用いている(前回調査では22%)。
・非技術イノベーションを活用した企業は全企業の42%であった(前回調査では37%)。
・イノベーション企業の40%がイノベーション関連業務で他の団体(大半が産業界)と提携している(前回調査では41%)。
・イノベーション業務を牽引する最も大きな要因は製品に関連する要因であった。
・企業が抱える最も大きな障壁は、財源の確保(17%)、コスト(15%)、経済的リスク(14%)であった。

[DW編集局]