[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2016/04/20
抄訳記事公開日:
2016/05/25

もし手術中に医療機器同士が話し合ったら

Wenn Medizingeräte im OP miteinander reden

本文:

新しい研究成果によって手術室の中のネットワーク化が可能となり、これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

手術室においてネットワーク化された様々な種類やメーカーの医療機器が執刀医や病院のITインフラと相互にリアルタイムでコミュニケーションをとることが初めて可能となる。この新システムはBMBFの助成によるプロジェクト“OR.NET“で開発されたもので、各種の医療機器の間のデータ交換用のインターフェースを提供している。これにより一括してまとめられた患者の健康状態に関する情報は、リアルタイムで手術中の医師に可視化されて提供される。

ヴァンカ大臣は「複雑な手術においてこそ、医師は非常に素早く且つ正確に作業し、完全に患者に集中できるということが重要となる。全ての必要情報は一目で、直接手術台で入手できなければならない。今やそれが可能になり、これによって医療看護の更なる改善が進むことを期待する」と語った。

OR.NETにおいて過去4年間で80以上の機関がネットワーク化された手術室のシステムを使って活動し、その大部分は中小企業である。BMBFはこのプロジェクトを1,500万ユーロで助成した。この成果は手術室内の医療機器や臨床的なIT環境のネットワーク化コンセプトが得られただけでなく、プロジェクトでのネットワーク化アプローチについて国際的な標準化を進めることになった。これによってインターフェースやプロトコルの国際的な統一規格が確立され、国際市場におけるOR.NETの競争力が確保された。OR.NETと類似のイニシアチブは世界中にまだ存在していない。小さいながらも革新的なメーカーの医療機器の統合を容易にするという経済的効果に加え、OR.NETの成果は、新しい組み合わせによってもたらされる機器の機能によってオペレータの負担を軽減し、患者の安全性を向上させ、治療の質的向上に寄与する。

[DW編集局]