ビジネス・イノベーション・技能省（BIS）の2016年3月21日付標記報道発表の概要は以下のとおり。

英国政府はこのほど、ジカウィルス対策の研究を急がせるためにファンディングを400万ポンドに増額する旨発表した。

政府はこの発表に先立つ2016年2月に、ジカウィルスの特性の研究に対してグローバル・チャレンジ研究ファンドから100万ポンドのファンディングを行うことを約束している。（この100万ポンドに加えて、）ニュートン・ファンドからジカウィルスの発生に対処するための科学研究に200万ポンドの追加ファンディングが、また、ウェルカム・トラスト（Wellcome Trust）からさらに100万ポンドのファンディングが行われ、ジカウィルス対策への総額は400万ポンドになった。

今回の増額は、英国の科学者によるジカウィルス研究のスピードを上げることを可能にし、この世界的な脅威への対処において彼らが主導権を握れるようにするものである

400万ポンドのファンディングのうち、320万ポンドが医学研究会議（MRC）を通じて英国全土のプロジェクトに配分されている。胎児や新生児の頭部画像に関するオンライン上のデータ共有プラットフォームの形成や、ブラジルで使用するためのある特定タイプのジカウィルス抗体解析の開発など、26件のプロジェクトが採択され研究を開始している。

[DW編集局]