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国・地域名:
オランダ
元記事の言語:
英語
公開機関:
オランダ科学研究機構(NWO)
元記事公開日:
2016/05/03
抄訳記事公開日:
2016/05/30

共同プログラミングイニシアティブ(JPI)「都市環境の改善」が始動

Projects Meeting in Amsterdam: JPI Urban Europe projects gathered

本文:

オランダ科学研究機構(NWO)の2016年5月3日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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2016年4月14日、アムステルダムで、共同プログラミングイニシアティブ(JPI)「都市環境の改善(Urban Europe)」で展開されている各種プロジェクトに関する第2回会合が開催された。この会合は、JPIのUrban Europeに参加しているすべてのプロジェクトの関係者が集い人脈を築き、各々のプロジェクトについて良く知るとともに、JPIのUrban Europeに関するフィードバックと情報提供を行う機会を設ける目的で催された。

アムステルダム中心のカンファレンス・センターで終日にわたり開かれた今回の会合には、100人を超えるプロジェクト・パートナー、欧州委員会およびJPI Urban Europeから代表が出席し、プレゼンテーションやワークショップ、情報交換などが行われた。会合では、ワークショップはもとより休憩の間にも参加者らによる活発な議論が交わされた。また、プロジェクト・パートナー間の情報交換促進のため、すべてのプロジェクトについてポスターが作成され、アトリウムに掲示された。

このプロジェクト会合は、ERA-NET Cofund Smart Cities and Communities(ENSCC)で資金供与されているプロジェクトの正式なキックオフ会合となった。JPI Urban Europeのガバニングボードメンバーで、Smart Cities Community運営委員会議長でもあるハンス・ギュンター・シュバルツ(Hans-Günther Schwarz)氏は、ENSCCのプロジェクト募集を紹介する中で、活動推進に向けたJPI Urban Europeの意欲について述べた。同氏はまた、主に大都市を対象としたホライズン2020の主要プロジェクトを補完する存在として、JPI Urban Europeが中小都市の関与について努力していく点にも触れた。

[JSTパリ事務所]