連邦閣議は、連邦経済エネルギー省（BMWi）の電気自動車購入奨励金の実施に関する報告書を決議。これに関してBMWiは概略下記のような報道発表を行った。

ガブリエルBMWi大臣談：「電気自動車における進歩は、自動車の生産拠点ドイツの未来にとって極めて重要なものである。新たな刺激策によって、この革新的な技術の迅速な普及に寄与することは正しいことである。これは産業政策の重要なシグナルである。閣議決定された措置である購入奨励金によって、日常の中に環境に優しい電気自動車が徐々に導入されてくることになる。需要の増加により、電気自動車の全体の付加価値連鎖にわたり重要かつ必要な投資が誘発されるであろう。」

この措置に関しては、BMWiが所管するエネルギー・気候基金から公的振興資金合計10億ユーロが投入される。購入奨励金の実施は振興ガイドラインに従って実現される。全ての電気自動車に適用される購入奨励金4,000ユーロおよびプラグイン ハイブリッド・カーの購入奨励金3,000ユーロは、連邦政府および産業界がそれぞれ半分ずつ負担する。対象となる自動車はベースモデルで、希望小売価格6万ユーロ未満のものとする。奨励金は予定されている連邦資金6億ユーロが全額支出されるまで支払われるが、ただし2019年までと決まった。申請できるのは、新車が許可される個人、企業、団体、および財団とする。

[DW編集局]