[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2016/06/02
抄訳記事公開日:
2016/06/27

ドイツ・インターネット・インスティチュートのコンセプト

Fünf Konsortien erarbeiten Konzept für Deutsches Internet-Institut

本文:

連邦教育研究省(BMBF)は「ドイツ・インターネット・インスティチュート」の立ち上げに関して、概略下記のような報道発表を行った。

BMBFは「ドイツ・インターネット・インスティチュート」の立ち上げに関する第一次選考で、幅広い応募の中から5つのコンソーシアムを選考した。アカデミア、産業界、一般の専門家からなる審査委員会はオックスフォード・インターネット・インスティチュートのマイヤー・シェーンベルク教授の下、より具体化されたコンセプトと取り組む、次の助成ラウンドのための5つのアプローチを推薦した。選考されたのは以下の機関である。
・バイエルン科学アカデミー
・ハノーバー大学
・カールスルーエ工科大学
・ボーフム大学
・ベルリン社会研究科学センター

ヴァンカ大臣によれば、「計画されているドイツ・インターネット・インスティチュートはデジタル化を包括的に研究しようとするものである。これによってスタートしたアイデアコンペは大きな反響を呼んだ。デジタル化と日常生活、経済、社会への影響に関する学際的な研究へのニーズおよび関心が存在していることを示している」。

2017年春に予定されている次回選考会においては、5つのコンセプトのうち一つが選ばれ、実行に移される。ドイツ・インターネット・インスティチュートの立ち上げに関しては、当初5年間に最高5,000万ユーロの投資を見込んでいる。

インスティチュートの目標は、デジタル化の理解を深め、社会の繁栄に役立てることである。このために技術開発に対する深い理解を基盤とした、デジタル化の社会、経済、法律、政治の各観点からの集中的、学際的研究が必要である。優れた研究および若手研究者の育成と並び、社会、経済、政治に関する研究の知見を公開することも将来のインスティチュートの課題に含まれる。

[DW編集局]