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- 国・地域名:
- ノルウェー
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- ノルウェー研究会議
- 元記事公開日:
- 2016/05/31
- 抄訳記事公開日:
- 2016/06/30
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ノルウェー研究会議が海洋技術をさらに重視
- 本文:
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ノルウェー研究会議)の2016年5月31日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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ノルウェー研究会議は、海洋産業間における知識・技術移転の可能性を最大限利用するために、海洋技術の分野を対象としたイニシアティブを開始する。新しいイノベーション・プロジェクトには、総額およそ1億ノルウェー・クローネの資金が充当される。また国際的なイニシアティブや公募など、海洋技術を支援するための様々な取り組みも実施される。ノルウェー研究会議のエネルギー・資源・環境部門(Division for Energy, Resources and the Environment)でエグゼクティブ・ディレクターを務めるFridtjof Unander氏は、「研究会議は、世界屈指の海洋技術のプロバイダーであるノルウェーの強みを活かして、価値創出と構造改革を推進するためにこのイニシアティブを導入した。」と話している。同氏は、海洋石油開発(maritime-based petroleum)や再生可能エネルギー、輸送、漁業、水産養殖の各部門間における知識・技術移転の将来性がもつ重要性を強調している。
今回のイニシアティブでは共同公募が3回行われるが、そのすべてにおいて、石油部門や再生可能エネルギー部門、漁業部門、水産養殖部門でそれぞれ応用できるような、海洋産業横断的な技術プロジェクトに資金が供与される。
ERA-NETコファンド(Cofund)のもと、海洋技術の国際協力についても公募が行われる。また、MAROFFプログラムおよびHAVBRUK2プログラムによるその他の募集も、今回の海洋技術イニシアティブを支援するものである。
[JSTパリ事務所]