[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2016/06/20
抄訳記事公開日:
2016/07/12

ローカルからグローバルへ

Regional vernetzt, global erfolgreich

本文:

ドイツ連邦教育研究省(BMBF)は中小企業の国際協力を強化する。これに関して同省は概略下記のような報道発表を行った。

中小企業の研究およびイノベーションにおける国際協力をいかにして成功させるか。これに関してBMBFは地域クラスターと中小企業を対象とする国際的パートナーのネットワークとの戦略的協力を推進する。連邦政府の新ハイテク戦略の中でクラスターの国際化が助成される。ドイツ学術交流会(DAAD)ヴィンーマンテル会長が議長を務める中立の審査委員会は、現在新たに11の助成プロジェクトを提案している。

アカデミアや産業界のテーマ別グループから選考されるクラスターおよびネットワークは、今後数年間に受ける助成に伴い、世界中のパートナーと共に研究・イノベーションプロジェクトを実現することができる。計画されている協力は、フランスのパートナーとの電気自動車、アメリカの機関との医療技術における協力、そして日本のバイオテクノロジー・プロジェクトにまで及んでいる。選ばれたクラスターおよびネットワークは2017年初頭にそのプロジェクトをスタートさせることができ、最長5年間で最高400万ユーロの助成金を受ける。

ミュラー政務次官談:産業界およびアカデミアのスマートなネットワーク化は地域的にも、国際的にも有効なイノベーションの鍵となるものである。BMBFはこのため戦略的ネットワーク化を慎重に進めている。例えば、中小企業が適正なパートナーを見つけ出せるよう支援するための新10ポイント・プログラムによる「中小企業優先」策がそれである。今回選考されたクラスターおよびネットワークにはイノベーション拠点ドイツの「大使」役を果たしてもらいたい。

クラスターの国際化措置の第二次選考では11のクラスターおよびネットワークが選考された。第三次選考の公募は2016年12月に予定されている。クラスターの国際化では科学的知見の広がり、経験や情報交換が期待されている。

[DW編集局]