2016年6月1日付の「光明日報」ネット版はネット、「全国科学技術イノベーション大会の代表ら、『国家第12次五カ年計画科学技術イノベーション成果展』を観覧」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

全国科学技術イノベーション大会、中国科学院第１８回院士大会、中国工程院第１３回院士大会、中国科学技術協会第９回全国代表大会が、北京の人民大会堂で盛大に開幕した。習近平総書記が重要演説を行い、「中華民族の偉大なる復興を目指すチャイナ･ドリームを実現するために、科学技術イノベーションをより重要な位置に据え、世界科学技術強国建設を進めていく」と強調した。

5月31日、全国科学技術イノベーション大会の出席者らが北京展覧館を訪れ、同成果展を観覧した。展覧会場において、量子通信、大型旅客機C919の未来型スマート操縦席、宇宙ステーション「天宮一号」の模擬体験装置、北斗衛星測位システム、「潜竜二号」深海潜水器、「天河二号」スパコン、高速鉄道列車、新エネルギー車、400馬力の無段変速トラクター、近代的な農業施設等が代表らの注目を集めた。

「大衆イノベーション･創業」展示区では、上海地区のイノベーターやメーカー等のイノベーション･創業者と代表らが話し合った。「人材」展示区では、代表らがインタラクティブ･プラットフォームを通じて傑出研究者、新世代科学技術創業人材等と交流をした。その他、「地域イノベーション」、「国際科学技術協力」等の展示区において、代表らが「国家自主イノベーションモデル区」、「国際熱核融合実験炉（ITER）計画」（イーター計画）に高い関心を示した。

代表らは、「『国家第12次五カ年計画科学技術イノベーション成果展』では、第12次五カ年計画期間の中国による世界先進レベルの重大イノベーション成果が展示される。今回の展覧を通じてこれらの成果を実際に目にし、手で触れてもらいたい」と表明した。

[JST北京事務所]