[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2016/06/05
抄訳記事公開日:
2016/07/27

中国、世界科学技術強国を目指す

英专家:三大优势将助推中国成为世界科技强国

本文:

2016年6月5日付の「中国科学報」ネット版は、「中国、3大優位性により世界科学技術強国を目指す」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

インペリアル・カレッジ・ロンドンのビジネススクールの葉恩華教授は、新華社記者の取材に対して、中国のイノベーション型国家構築と世界科学技術強国の実現について、次のように述べた。

一、中国は2020年までにイノベーション型国家の世界に仲間に入りし、2050年までに世界科学技術イノベーション強国となるという目標を実現できる。その理由は、中国が3大優位性をもっているからである。換言すれば、科学技術知識の迅速な吸収・利用能力、高い製造能力、中国本土市場という巨大な潜在市場という3つである。
二、近年、税制優遇政策、「千人計画」(海外ハイレベル人材招致計画)、「万人計画」(国家レベルの人材プロジェクト)等の優秀な海外人材誘致プログラムを通じて、多くの国際的なトップレベルの研究者を海外から呼び戻している。
三、知的財産権保護においては、制度を更に整備することにより、企業が正当な権利を守ることができるようになる。中国政府も知的財産権への強い関心を示しており、その保護に取り込んでいる。
四、中国のイノベーション能力を向上させるために、学術における自由的発想の推進、政府による大型研究施設への持続的投入、市場経済化について引き続き推進することが必要とされている。

[JST北京事務所]