[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2016/06/08
抄訳記事公開日:
2016/08/01

「2015年中国知的財産権発展状況報告書」発表

《2015年中国知识产权发展状况报告》发布

本文:

2016年6月8日付の「中国科学報」ネット版は、「『2015年中国知的財産権発展状況報告書』が発表された」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

国家知識産権局(知的財産権局)は6月8日、北京で「2015年中国知的財産権発展状況報告書」等の研究成果を発表し、中国の知的財産権の発展水準及び国際ランキングが更に向上したことを示した。

同報告書は知的財産権管理部門からの幅広くデータを収集し、知的財産権の創造、運用、保護、環境等の4つの面(2010年を基準年とし、100の総合及び創造、運用、保護、環境指数を設置する)から全国地域の2010年~2015年までの知的財産権発展状況について全面的に把握し分析した。

同報告書によると、2010年以来、全国知的財産権総合発展指数がほぼ安定的に上昇し、2015年の全国知的財産権総合発展指数は187.35に達した。そのうち、知的財産権の創造発展指数は164.83、運用発展指数は174.48、保護発展指数は211.75、環境発展指数は198.34に達した。この成長は、主に知的財産権の出願・登記・登録件数の急増、知的財産権司法受理案件及び特許の行政執行案件の増加が貢献したものである。

また、同報告書では知的財産権総合発展国際指数を示し、知的財産権の総合力について海外との比較を行った。関連データによると、中国の順位は2008-2014年の間に年々上昇している。40の対象国のうち、中国の順位は19位から8位に急上昇したにも係わらず、アメリカ、日本等と比べると大きな格差がある。

[JST北京事務所]