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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2016/06/10
- 抄訳記事公開日:
- 2016/08/09
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製造軽量化:中国-ドイツ科学技術協力における新しい協力分野
- 本文:
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2016年6月10日付の「中国科学報」ネット版は、「製造軽量化:中国・ドイツ科学技術協力における新しい協力分野」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。
6月9日、第20回ドレスデン・国際軽量化フォーラムがドイツで開かれた。軽量化技術は省エネ・排出削減及び材料高効率利用の有効な手段の一つで、宇宙開発、軌道交通、自動車、ロボット等の領域において広く運用されている。
万鋼部長は中国・ドイツ科学技術協力において、軽量化は新たな重点協力分野で、持続可能な交通システムの実現にとって重要である。中国研究者、企業家及び各国の関係者は、共同で軽量化に関する交流研究を行い、中国・ドイツの軌道交通や軽量化分野での協力に重要な役割を果たしている」と述べた。
また、万鋼部長は「両国の青少年交流が今回のフォーラム開催の特色のひとつである。両国の大学、研究機関、企業等が今回のフォーラムをきっかけに、より多くの青少年に参加の機会を提供し、両国の協力に輝かしい未来を切り開くことができるようになると確信している」と表明した。
開幕式で、フォーラムの主席、ドイツ国家科学・工程院のフーフェン・バーフ院士は、「システム軽量化はデジタル化、持続可能な発展、都市化、モバイル・インターネット等で重要な役割を果たす。中国-ドイツは全面の戦略的パートナーシップを締結した。中国は『イノベーション駆動発展戦略の更なる推進』を発表し、両国の企業・研究機関の協力に良い環境と発展の機会をもたらすことになる。両国の協力はWin-Winの関係を実現することを期待したい」と述べた。
同フォーラムは2日間にわたり、中国中車グループ(CRRC)青島四方有限公司、北京自動車集団有限公司、宝鋼集団有限公司、ドイツのシーメンス、BMW、フォルクスワーゲン(Volkswagen)、フラウンホーファー及びイギリスのロールス・ロイス(Rolls-Royce)等の企業、機構の代表らがフォーラムにおいて基調講演を行った。
[JST北京事務所]